料理人のよろこび [料理]
4月に入り、漸く春らしいお天気になりましたね。
何となくウキウキした気分になれるのはこの季節ならでは。
皆さん、満喫されていますか?
年度明けの初仕事は、4月1日。
私の料理を好きでいて下さる女性のお誕生日パーティでした。
美味しいものと美味しいお酒が大好きな、こだわり屋さんです。
「これが飲みたい」とご指定のお酒は、個性がどれも強くて
コースとして流れを作ろうとすると組み合わすことがかなり難しい!
(彼女がソムリエの友人に聞いた所「自分なら怒る、その人かなり困ってるよ」と言われたそうです)
負けちゃらんねえ!という意気込みで何とかコースに仕立てました。
最初の乾杯。ドイツの王室仕様スパークリングに合わせたのは
「紅ほっぺ(苺)と海老のマリネ」
みじん切りの玉ねぎが名脇役。
「酢豚にパイナップル」(=料理にフルーツ使用)系が嫌いな男性も
あっさりお召し上がりに。
前菜はこれと、「水芭蕉(日本酒スパークリング)」に絹揚げ&野菜たちのマリネ。
最近各酒販メーカーが女性ターゲットにしているそれとは違い
想像以上に濃厚な味わいだったので、出汁を予定より効かせ、ベジフルオイルを使うことに急遽変更しました。
「ラウル・クラージェ'08」には自家製鶏ハム。小原村蜂蜜とピノノワールの軽いソース。
抜栓のタイミングも遅く(ごめんなさい!)、まだ開いておりませんでした。
でも、銘々一生懸命温めた結果の開き方が違っており、飲み比べなどで盛り上がりました。
あの光景は思い出の一つ。
そして次。
「アルドコンチェルノ(バローロ・白)」に合わせて、ハタハタのグリル ブールブランソース。
イタリアワインなのに、私はムルソー村を思い出しました。
マンゴーなど南国フルーツの様な甘く密な香り。
バターの様なとろんとしたテクスチャー・・でも、フィニッシュはシャルドネのすっきりした香気で嫌みがない。
もうこれ、魅了されましたね。仕事忘れそうでした(笑)
最後の一本は日本酒「作(ザク)」。
これには鴨と水菜のハリハリ鍋。温める程度に火を入れてシンプルに。
鴨の脂身と予め炊いた牛蒡とその茹で汁も使いました。深みのある日本酒に対抗出来たかな?!
〆の雑炊まで、皆さん完食。有難うございました!!
***
誕生日の彼女自らが望んで企画したこのパーティ、
「みんなに祝ってもらえて、こんな美味しいもの食べられて、美味しいお酒を飲んで最高に幸せ!」と
何度も繰り返して喜んでくれました。
その満面の笑顔を見ることが出来て 私も最高に幸せでした。
彼女は年女で、然もその年周りが何十年に一度の何とかのナントカだそうです(覚えてない;苦笑)。
そんな記念すべきタイミングに場所と料理を提供出来て嬉しい限り。
お集まりの皆さんからも、感動・納得・歓喜のお言葉を沢山頂き 幸福至極。
そして私の料理が彼女達のこれからの身体を作る材料になるというのもまた格別の喜びです。
いつも思うこと。
エサなら誰にでも作れます。
(レンジごはんにレトルトカレーとか。。いえ、それも完成された味。)
然し「料理」とは、「幸せ、笑顔、そしてそれを食べる人の健康を作ること」なのだと。
これからも沢山の人に笑顔と幸せを感じて貰える様、精進しようと誓ったのでした。
あれ、昨日ってエイプリルフール・・(笑)
何となくウキウキした気分になれるのはこの季節ならでは。
皆さん、満喫されていますか?
年度明けの初仕事は、4月1日。
私の料理を好きでいて下さる女性のお誕生日パーティでした。
美味しいものと美味しいお酒が大好きな、こだわり屋さんです。
「これが飲みたい」とご指定のお酒は、個性がどれも強くて
コースとして流れを作ろうとすると組み合わすことがかなり難しい!
(彼女がソムリエの友人に聞いた所「自分なら怒る、その人かなり困ってるよ」と言われたそうです)
負けちゃらんねえ!という意気込みで何とかコースに仕立てました。
最初の乾杯。ドイツの王室仕様スパークリングに合わせたのは
「紅ほっぺ(苺)と海老のマリネ」
みじん切りの玉ねぎが名脇役。
「酢豚にパイナップル」(=料理にフルーツ使用)系が嫌いな男性も
あっさりお召し上がりに。
前菜はこれと、「水芭蕉(日本酒スパークリング)」に絹揚げ&野菜たちのマリネ。
最近各酒販メーカーが女性ターゲットにしているそれとは違い
想像以上に濃厚な味わいだったので、出汁を予定より効かせ、ベジフルオイルを使うことに急遽変更しました。
「ラウル・クラージェ'08」には自家製鶏ハム。小原村蜂蜜とピノノワールの軽いソース。
抜栓のタイミングも遅く(ごめんなさい!)、まだ開いておりませんでした。
でも、銘々一生懸命温めた結果の開き方が違っており、飲み比べなどで盛り上がりました。
あの光景は思い出の一つ。
そして次。
「アルドコンチェルノ(バローロ・白)」に合わせて、ハタハタのグリル ブールブランソース。
イタリアワインなのに、私はムルソー村を思い出しました。
マンゴーなど南国フルーツの様な甘く密な香り。
バターの様なとろんとしたテクスチャー・・でも、フィニッシュはシャルドネのすっきりした香気で嫌みがない。
もうこれ、魅了されましたね。仕事忘れそうでした(笑)
最後の一本は日本酒「作(ザク)」。
これには鴨と水菜のハリハリ鍋。温める程度に火を入れてシンプルに。
鴨の脂身と予め炊いた牛蒡とその茹で汁も使いました。深みのある日本酒に対抗出来たかな?!
〆の雑炊まで、皆さん完食。有難うございました!!
***
誕生日の彼女自らが望んで企画したこのパーティ、
「みんなに祝ってもらえて、こんな美味しいもの食べられて、美味しいお酒を飲んで最高に幸せ!」と
何度も繰り返して喜んでくれました。
その満面の笑顔を見ることが出来て 私も最高に幸せでした。
彼女は年女で、然もその年周りが何十年に一度の何とかのナントカだそうです(覚えてない;苦笑)。
そんな記念すべきタイミングに場所と料理を提供出来て嬉しい限り。
お集まりの皆さんからも、感動・納得・歓喜のお言葉を沢山頂き 幸福至極。
そして私の料理が彼女達のこれからの身体を作る材料になるというのもまた格別の喜びです。
いつも思うこと。
エサなら誰にでも作れます。
(レンジごはんにレトルトカレーとか。。いえ、それも完成された味。)
然し「料理」とは、「幸せ、笑顔、そしてそれを食べる人の健康を作ること」なのだと。
これからも沢山の人に笑顔と幸せを感じて貰える様、精進しようと誓ったのでした。
あれ、昨日ってエイプリルフール・・(笑)
2012-04-02 16:51
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コメント(1)
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苺と海老のマリネはかなり興味をそそられますね(^^)
今度、自分で真似してやってみます!!
ってか、この写真もoonoringoさんが作られているんですよね!?
凄過ぎます!!
by mirai (2012-04-04 17:27)