麗しの京都②私の愛するおばあちゃん [イレギュラー]
(あの、あくまで遠近法ですので・・祖母が小人なわけではありません;笑)
私の故郷、京都。
私は物心ついた時には離れてしまっていますが、いつまでも私にとっては懐かしい場所です。
親族一同、今でもみんな京都市内に在住しています。
今回は、いえ、今回も、叔父一家の家に立ち寄りました。
祖母がそこに居るから、かな。もちろん叔父も叔母も好きですが。
望郷の思い。親族への愛。懐かしい町並み・・・。
祖母の笑顔を心待ちに向かいました。
ところが!
お昼寝していた祖母が開口一番
「さなえ、おばさんになったなあ」!!!
うあ、キター!って。即思いましたね(笑)。
でも、いつもそうなんですが、彼女のストレートなコメントには潔ささえ感じます。
祖母は私だけでなく言いたいことが言える人・場所があって、ある意味幸せなのかも知れません。
おばさんになったというのは最近自分自身でも感じていたことなので(悲しいけど)
逆に痛快(M?!)なごあいさつと受け取ってしまいました(笑)
彼女は今年94歳。
そっか、いくら母が末っ子でも、孫もオバサンになる年なわけだぁ。
「きよ」といいます。とっても清々しく可愛らしい名前。
国鉄勤務の祖父を支え、5人の子供を育てました。
因みに私の母は末っ子です(^^)その因みに、私は長女です(笑)!
顔も身体ももともとちっちゃな人ですが、更に小さくなった気がしました。
彼女の記憶や意識がちっちゃくなって、例えもっとちっちゃく、そして全てがなくなっても、
私はまた「はじめまして!」と言って会いに行きます。
私にとってはおっきな存在であり、大切な祖母です。
さて、挨拶とおしゃべりも一息ついたところで
祖母が私に料理を作って欲しいとリクエスト。もちろん私は快諾。
私の作るものは大先輩の口に合うかどうかわからないので自信はありませんが、
祖母がいつも私の料理を食べたいと言ってくれることがとても嬉しいですね。
ただ、減塩減脂・素材感 はいつも考慮しています。
いつか介護食なども手掛けたいなと思っています。
以前、祖母のために考えた料理をレシピコンテストに出して受賞したっけ。
やっぱり料理は「愛」やなぁ。
そんなことを思いながら、冷蔵庫にあるもので3品こしらえました。
家庭料理風です。
まずは
○ヅケ鮪のサラダ仕立て
ヅケにした鮪をカルパッチョにし、サラダたっぷりとともに盛りました。
○4色ナムルときのこの和えもの
オイスターソースで炒めたエリンギとしめじを、味を控え目に仕上げたナムルと合わせました。
○豚バラ&ロースのソテー 正月ミカンのソース
お正月のみかんがまだ残っている!という驚異的事情により、
大量消費を図るべくソースにしました。
祖母は美味しい美味しいと言って食べてくれました。
豚肉とみかんソースは、彼女の年代では考えられないものの筈なのに、
面白いなぁ、美味しいなあ、と・・
いてて良かったわ、ほんまに。
食卓はみんなが集う憩いの場所であり、
そこから派生する喜びは究極至極であります。
高価な食材じゃなくても、こんなものでも美味しいと喜んでもらえるのですね。
本当に祖母から教わることは多いです。
また作りに、そして会いに行くね。ずっと元気でいてね。
神さま、私の大事なおばあちゃんをずっと守っていて下さい。
2010-02-10 17:54
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コメント(2)
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元気で活躍していますね
料理人・・・すばらしいですね
祖母を大切ニする気持ちは 料理を 作る心に通じるものですね
おいしいものを いっぱい作って
人に幸せを ばら撒いてください
by 中国常州 駐在 (2010-06-26 11:22)
はい、コメントありがとうございます!
これからも沢山心をこめて料理を作って行きたいと思います(^^)
by oonoringo7 (2010-06-29 10:54)